採用メッセージ

私たちが目指すのは、
エネルギー総合システム
サプライヤー

R&D本部 岩本本部長

燃料系システムサプライヤーとしての使命


当社では内燃機関を搭載した車両のエネルギー源、ガソリンを貯蔵・供給・制御するためのシステム全体を企画・開発・製造しています。例えば、当社の主力製品である燃料タンクは、一般的にはガソリンを貯蔵するものだという認識が強いと思いますが、実際にはそれ以外にも様々な役割を担っています。エンジンへの供給機能、さらにはその供給方法を最適な形に制御することで、燃費の向上にも大きく貢献しているのです。私たちが目指すべき姿は、「グローバル燃料系システムサプライヤー」。このビジョンは、「Fuel Total Systems」の頭文字を取った「FTS」という社名にも繋がるものです。当社のお客様はグローバルに広がっています。これからもお客様が欲しいものを、欲しい時に、欲しい場所で提供していく。それが私たちの使命だと考えています。

今後も商品力とコスト競争力を磨き続ける

お客様が欲しているもの、それは商品力とコスト競争力です。燃料系部品の商品力とは、「環境性能」と「軽量化」。環境に負荷を与える物質が大気に放出されるのをいかに防ぐか、また、システムをいかに軽量化して燃費を向上させ、CO2の排出量を削減するかが求められています。さらにもう一つの視点が、コスト競争力です。環境性能や軽量化をいかに低コストで実現するのか。これには製品自体のコスト削減だけでなく、開発や製造をいかにスリム化するのかといった視点も含まれます。多角的な取り組みを実践することで、コスト競争力を高めていく。そしてこれからも、当社の製品を通じて自動車の環境負荷を減らし、燃費向上によりCO2を削減することで、広く社会に貢献していきたいと思います。

すべてのエネルギーに対応できる企業へ

最近は自動車のEV化が話題になる機会が多いですが、HV、PHVにはエンジンが搭載されていますし、今後もしばらくは燃料系システムの需要が消えることはありません。もちろん、FCVやEVへの移行がさらに進めば需要はなくなるわけですが、あくまでそれは遠い未来の話です。ただ、それでも私たちは、時代の変化に対応すべく、新たなチャレンジをすでに始めています。そして100周年を迎える2040年には、「エネルギー総合システムサプライヤー」になるという目標を掲げています。ガソリンの燃料タンクはもちろん、FCVであれば水素タンクシステム、EVであれば大型バッテリーといったように、自動車の動力となるエネルギー関連のシステムを総合的に取り扱う。そんな未来像を描きながらさらなる飛躍を遂げていきます。